第0回 プログラミングってなに?

プログラミング準備室
さん
さん

皆さん、こんにちは!
プログラミング準備室へようこそ!

生徒
生徒

これから共通テストに向けた勉強を始めようと思っているんだ!
でも、全くわからないから教えてほしいな。

さん
さん

了解!
実際に高校で教えてるから、私に任せて!

さんのプロフィール

私立の中高一貫校の教員。

今は高校担任としての情報と数学の先生。

専門は情報で、大学では主にPythonを使って研究を行なっていた。

体を動かすことが好き。

さん
さん

誰でも理解できるように、噛み砕いて説明するから、一緒に学んで行こうね。

そもそもプログラって何?

プログラミングとは、コンピューターに「お手紙」を書いて指示を出すことです。

たとえば、「このボタンを押したら音を鳴らしてね!」や「赤いボタンを押したら画面を消してね!」とお願いするイメージです。

でも、コンピューターは日本語を理解できません。

そのため、コンピューターが分かる「プログラミング言語」を使って指示を出します。

プログラミング言語は、人間にもコンピューターにも分かる、とても便利な言葉なのです!

3つの基本構造

生徒
生徒

なんだ!難しそうって思ってたけど、お手紙を書くって考えたら簡単そうだね。

さん
さん

そうだね。でも自由になんでも書いていいわけじゃないんだ。お手紙の書き方、ルールがあるんだ!

プログラミングは、次の3つの基本構造の組み合わせで作られています。

3つの基本構造
  1. 順次構造
  2. 分岐構造
  3. 繰り返し構造
生徒
生徒

たった3つだけなんだ!

さん
さん

そう!この組み合わせで、アプリとかゲームとかを動かしているんだ。

これらの3つの構造について、1つずつ説明していきます。

順次構造ってなに?

順次構造は、プログラムを上から順番に1行ずつ実行する仕組みです。

例えば、パソコンに料理を作ることをお願いしてみましょう。

  1. 野菜を洗ってください。
  2. 野菜を切ってください。
  3. フライパンで炒めてください。
  4. 塩コショウで味付けしてください。

こんな感じに、最初から順番に実行してもらうのが順次構造です。

さん
さん

パソコンには「野菜炒めを作って!」ってお願いはできなくて、1つずつ教えてあげる必要があるんだ。

分岐構造ってなに?

分岐構造は、条件によって実行する処理を変える仕組みです。

例えば、雨が降っているかどうかで「傘を持つ」か「そのまま出かける」かを判断してほしいときに使います。

  1. もし雨が降っていたら次のように言って。
    → 傘を持って行こう!
  2. 雨が降っていなかったら、次のように言って。
    → そのまま出かけよう!

こんな感じで、条件によって、指示する内容を変える仕組みが分岐構造です

生徒
生徒

案外簡単だね!これなら私にもできそう!

繰返し構造

繰返し構造は、同じ処理を何度も実行する仕組みです。

例えば、腕立てを「10回繰り返す」ときに使います。

  1. 次の行動を10回繰返して
    → 腕立てをやる!
生徒
生徒

こんなに腕立てやらせたら、筋肉つになっちゃうよ!!

さん
さん

パソコンはマッチョだから、こんな回数じゃ筋肉痛にはならないよ。大丈夫!

共通テストではどんな問題が出るの?

生徒
生徒

大体雰囲気は掴めた気がするよ!でも共通テストでは実際どんな感じで出るの?

さん
さん

共通テストでは次の画像のような問題が出るんだ。メインはプログラムの穴埋め問題だよ。

生徒
生徒

学校では学校ではPythonって言語で習った気がするけど、ちょっと違うんだね。

さん
さん

そうだね。共通テストでは専用の擬似言語を使っているんだ。

学校によって使用するプログラミング言語は異なります。

しかし、共通テストでは どの学校の生徒にも有利・不利がないように、特別な擬似言語が採用されています。

この共通テスト用の擬似言語は、以下の画像のような表記になっています。

さん
さん

順を追って説明してくから、今は「へーこんな感じなんだ」くらいでOKだよ。

プログラミング問題は第3問で出題され、25点の配点があります。

共通テストのプログラミング問題の特徴
  • 独自のプログラム表記が使われ、PythonやExcel VBAなど言語の違いによる有利・不利をなくしている。
  • 問題は連続した出題形式で、前半の問題を解けないと後半も解けない可能性があるため、得点差が大きくなりやすい。
  • 15分程度で解ける内容に調整されており、狙われやすいポイントを押さえて対策すれば得点源にできます。
生徒
生徒

んー。やっぱりちょっと難しそう。不安になってきた・・・。

さん
さん

大丈夫。最初は誰でも、「難しそう」って感じるんだ。これから一緒に勉強して行こうね!

さん
さん

そうだね!とりあえず頑張ってみるよ!さん先生よろしくね!

まとめ

今回は、「プログラミングってなに?」について解説しました。

  • プログラミングは「コンピューターへのお手紙」を書くことです。
  • 3つの基本構造「順次構造」「分岐構造」「繰返し構造」を組み合わせて書かれます。
  • 共通テストでは擬似言語が使われます。

次回から、具体的な内容について学んでいきましょう。

さん
さん

次回は「表示文」について説明していくよ!次に進もう!

次に進む → 第1回 表示文

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