
今日の板書はこれ!
\(n(A \cup B)=n(A)+n(B)-n(A\cap B)\)
(\(n(A\cap B)=\phi\)のときは \(n(A \cup B)=n(A)+n(B)\))
\(n(\overline{A})=n(U)-n(A)\)
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もっと詳しく願いします!!
現役教員として数学を教えている「さん」と申します。
「人より勉強に時間がかかる」と感じていませんか?
私の学校にも、同じ悩みを抱えて苦しんでる生徒がたくさんいます。
• 「教科書や参考書の内容がわからなくて、読むのに時間がかかる」
• 「解答の意味が理解できず、勉強が進まない」
教科書や参考書の内容を理解するには、「自分なりに噛み砕いて考える力」が必要です。
でも大丈夫!
このサイトでは、私が受けた質問や、つまずきポイントをもとに、わかりやすく解説していきます。
意味から理解し、噛み砕き方をマスターしましょう!!
集合の要素の個数

集合の中に要素が何個あるのかを数えていこう!
集合の要素の個数を \(n(A)\) で表すことができます。
例えば、集合\(A=\{1, 2, 3, 4\}\) とすると、要素は4つあるので \(n(A)=4\) となります。
同様に、集合\(B=\{2, 4, 6\}\) なら \(n(B)=3\) です。
2つの集合の和集合の要素の個数
\(n(A \cup B)=n(A)+n(B)-n(A\cap B)\)
(\(n(A\cap B)=\phi\)のときは \(n(A \cup B)=n(A)+n(B)\))


次の例題を使って勉強していこう!
全体集合\(U\) の部分集合\(A, B\) について \(n(A)=40\), \(n(A)=18\), \(n(B)=25\), \(n(A\cap B)=6\) であるとする。\(n(A\cup B)\) を求めよ。

上のベン図では、領域が \(a\)〜\(d\) に分かれています。
\(n(U)=\color{blue}{a+b+c+d}=40\)
\(n(A)=\color{blue}{a+c}=18\)
\(n(B)=\color{blue}{b+c}=25\)
\(n(A\cap B)=\color{blue}{c}=6\) であり、
求めたいのは \(n(A\cup B)=\color{blue}{a+b+c}\) の個数です。

\(n(A\cup B)\) はAとBの和集合だから\(n(A)+n(B)\) を計算すればいいのかな?

1度やってみようか!
これでは、\(\color{blue}{c}\) が1個分余分に計算されてしまいます。
そこで、\(n(A\cap B)=\color{blue}{c}\) を1回引いてあげることで、辻褄を合わせましょう。
補集合の要素の個数

次は、補集合の要素の個数について例題を使って考えていこう!
\(n(\bar{A})=n(U)-n(A)\)
全体集合\(U\) の部分集合\(A, B\) について \(n(A)=40\), \(n(A)=18\), \(n(B)=25\), \(n(A\cap B)=6\) であるとする。\(n(\bar{A})\) を求めよ。

\(n(U)=\color{blue}{a+b+c+d}=40\)
\(n(A)=\color{blue}{a+c}=18\)
\(n(B)=\color{blue}{b+c}=25\)
\(n(A\cap B)=\color{blue}{c}=6\)
\(n(A\cup B)=\color{blue}{a+b+c}=6\)
今回求めたいのは \(n(\bar{A})=\color{blue}{b+d}\) の個数です。
「補集合\(\bar{A}\)の要素の個数」は、「全体集合の要素の個数」から「集合Aの要素の個数」を引けば求めることができます。
3つの集合の和集合の要素の個数


AとBとCの和集合の個数を求めていこう!
今回考える集合は次の集合です。
「2つの集合の和集合の要素の個数」と同じように「足しすぎた分を後から引く」という考え方で求めていきましょう。
このままでは \(\color{blue}{d, e, f, g}\) が余分に足されてるので、次の3つを引いてあげます。
\(n(A\cap B)=\color{blue}{d+g}\)
\(n(B\cap C)=\color{blue}{e+g}\)
\(n(C\cap A)=\color{blue}{f+g}\)

あれ、\(\color{blue}{g}\) を引き過ぎちゃった•••
\(\color{blue}{g}\) がなくなってしまったので、\(n(A\cap B\cap C)=\color{blue}{g}\) を足して調節してあげます。
これで、3つの集合の和集合の要素の個数の完成です。
まとめ:三角比による三角形の面積

さて、今回のまとめだよ!
\(n(A \cup B)=n(A)+n(B)-n(A\cap B)\)
(\(n(A\cap B)=\phi\)のときは \(n(A \cup B)=n(A)+n(B)\))
\(n(\overline{A})=n(U)-n(A)\)
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また一つ賢くなった!
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