
今日の板書はこれ!
ある自然数が\(\color{deepskyblue}{〇^a}×\color{hotpink}{△^b}×\color{lime}{◻︎^c}\)と素因数分解できるとき、その約数の個数は
\(\color{deepskyblue}{(a+1)}×\color{hotpink}{(b+1)}×\color{lime}{(c+1)}\)
ある自然数が\(\color{deepskyblue}{〇^a}×\color{hotpink}{△^b}×\color{lime}{◻︎^c}\)と素因数分解できるとき、その約数の総和は

もっと詳しく願いします!!
現役教員として数学を教えている「さん」と申します。
「人より勉強に時間がかかる」と感じていませんか?
私の学校にも、同じ悩みを抱えて苦しんでる生徒がたくさんいます。
• 「教科書や参考書の内容がわからなくて、読むのに時間がかかる」
• 「解答の意味が理解できず、勉強が進まない」
教科書や参考書の内容を理解するには、「自分なりに噛み砕いて考える力」が必要です。
でも大丈夫!
このサイトでは、私が受けた質問や、つまずきポイントをもとに、わかりやすく解説していきます。
意味から理解し、噛み砕き方をマスターしましょう!!
約数の個数と総和

12の「約数の個数」と「約数の総和」について考えていこう!
\(12\)の約数は「素因数の組み合わせ」でした。
\(12=\color{deepskyblue}{2^2}×\color{hotpink}{3^1}\) より \(24\)の約数は \(1, 2, 3, 4, 6, 12\)


\(2^0\) や \(3^0\) みたいに、0乗は全部 \(1\) になるんだったね!
約数の個数

約数の個数を効率よく考えていこう!
約数は「素因数の組み合わせ」ですので、\(12\)の約数の個数を「積の法則」を使って求めていきます。
\(12=\color{deepskyblue}{2^2}×\color{hotpink}{3^1}\) より、
\(\color{deepskyblue}{2}\) は \(\color{deepskyblue}{2^0}, \color{deepskyblue}{2^1}, \color{deepskyblue}{2^2}\) の \(3\) 通り。
\(\color{hotpink}{3}\) は \(\color{hotpink}{3^0}, \color{hotpink}{3^1}\) の \(2\) 通り。
よって、\(12\) の約数の個数は、\(3×2=6\) 通り。


実際に約数を求めなくてもわかるの便利だね!!
「約数の個数」の公式は次の通りです。
ある自然数が\(\color{deepskyblue}{〇^a}×\color{hotpink}{△^b}×\color{lime}{◻︎^c}\)と素因数分解できるとき、その約数の個数は
\(\color{deepskyblue}{(a+1)}×\color{hotpink}{(b+1)}×\color{lime}{(c+1)}\)
この公式を使って求めてみます。
\(12=\color{deepskyblue}{2^2}×\color{hotpink}{3^1}\) であるから、
\(12\) の約数の個数は\((\color{deepskyblue}{2}+1)(\color{hotpink}{1}+1)=6\)

公式の \(+1\) って、0乗の分ってことか!
約数の総和

次は約数の総和を効率よく考えていこう!
\(24\) の約数は \(1, 2, 3, 4, 6, 12\) でした。
よって、総和は次のように求めれます。
\(1+2+3+4+6+12=28\)
これを、素因数分解の結果 \(12=2^2×3^1\) を使って求めてみます。

約数は素因数の組み合わせでしたから、約数の総和を次のように計算します。
この求め方をまとめたものが次の公式です。
ある自然数が\(\color{deepskyblue}{〇^a}×\color{hotpink}{△^b}×\color{lime}{◻︎^c}\)と素因数分解できるとき、その約数の総和は

わざわざ約数を計算しなくても、公式を使えば簡単に求められるね!!
まとめ:約数の個数と総和

さて、今回のまとめだよ!
ある自然数が\(\color{deepskyblue}{〇^a}×\color{hotpink}{△^b}×\color{lime}{◻︎^c}\)と素因数分解できるとき、その約数の個数は
\(\color{deepskyblue}{(a+1)}×\color{hotpink}{(b+1)}×\color{lime}{(c+1)}\)
ある自然数が\(\color{deepskyblue}{〇^a}×\color{hotpink}{△^b}×\color{lime}{◻︎^c}\)と素因数分解できるとき、その約数の総和は

ありがとうございました!!
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