
今日の板書はこれ!
\(S=\frac{1}{2}bc\sin{A}\)
\(A=60°\), \(b=4\), \(c=3\), である△ABCの面積Sを求めよ。

もっと詳しく願いします!!
現役教員として数学を教えている「さん」と申します。
「人より勉強に時間がかかる」と感じていませんか?
私の学校にも、同じ悩みを抱えて苦しんでる生徒がたくさんいます。
• 「教科書や参考書の内容がわからなくて、読むのに時間がかかる」
• 「解答の意味が理解できず、勉強が進まない」
教科書や参考書の内容を理解するには、「自分なりに噛み砕いて考える力」が必要です。
でも大丈夫!
このサイトでは、私が受けた質問や、つまずきポイントをもとに、わかりやすく解説していきます。
意味から理解し、噛み砕き方をマスターしましょう!!
三角比による三角形の面積Sの求め方と公式の証明

今回は2辺とその間の角から面積を求める方法を学ぼう!

(底辺)×(高さ)÷ 2 じゃなくても求めれるの?
三角比による三角形の面積Sの求め方
三角比による三角形の面積は次のように求めます。
\(S=\frac{1}{2}bc\sin{A}\)
では実際に、次の例題で使ってみましょう。
\(A=60°\), \(b=4\), \(c=3\), である△ABCの面積Sを求めよ。

\(\displaystyle S=\frac{1}{2}\cdot\color{lime}{b}\cdot\color{lime}{c}\cdot\color{red}{\sin{A}}\) は2辺とその間の角が分かるときに使える公式です。

三角形の面積は「2辺とその間が分かるとき」に求められるって覚えておこう!
公式の証明

なんでこの公式でも求められるの?

それは「(底辺)×(高さ)÷ 2」を使っているからだよ!
\(A=60°\), \(b=4\), \(c=3\), である△ABCの面積Sを求めよ。

この例題では 底辺\(AC\) の値は4だと与えられていますが、高さ\(BH\) の値が分かりません。
そこで△ABHの直角三角形を使って、高さ \(BH\) を求めていきます。
\(\displaystyle\sin{60°}=\frac{BH}{3}\) より
\(\displaystyle \color{hotpink}{BH=3\cdot\sin{60°}}\)
よって、「(底辺)×(高さ)÷ 2」を使うと下のようになります。

ほんとだ!!めっちゃスッキリ。

高さを出す過程を省略しているのがこの公式なんだ!しっかり暗記しておこう!
まとめ:三角比による三角形の面積

さて、今回のまとめだよ!
\(S=\frac{1}{2}bc\sin{A}\)
\(A=60°\), \(b=4\), \(c=3\), である△ABCの面積Sを求めよ。

また一つ賢くなった!
コメント