
今日の板書はこれ!
\(a\) は定数とする。関数 \(y=x^2-2ax+a^2+1\) \((0\leq x\leq 2)\) の最小値を求めよ。
\(y = (x-a)^2 + 1\) と変形できるので,頂点は \((a, 1)\),軸は \(x=a\)。
何が一定で何が変化するのかを意識する。区間が一定(\(0\leq x\leq 2\))で関数の軸 \(x=a\) が変化する。
- ①最初に変化しないものを図示する。
- ②次に,変化するものを左から動かしていき,区間内での最大・最小を考える。
最大・最小をとるときの \(x\) の値が変わる瞬間に着目し,場合分けする。
状況の整理:何が固定で,何が変化するか?
まずは,問題文から「動かないもの」と「動くもの」を明確に区別します。
- 固定(不変):区間 \(0 ≦ x ≦ 2\)
- 変化(変動):関数の軸 \(x=a\)(\(a\) の値によって左右に移動)
つまり,区間の両端 \(x=0\) と \(x=2\) は固定されたまま,放物線の頂点(軸 \(x=a\))だけが動いていく状況です。\(a\) は今回は任意の実数(正・0・負すべて含む)です。
手順①:変化しないものを図示する
まず,変化しないもの(区間 \(0≦ x≦ 2\))を \(x\) 軸上に描いておきます。

手順②:変化するものを動かして場合分けする
次に,軸 \(x=a\) を左から右へ動かしていき,区間内での最小値がどう変わるかを考えます。
最小値をとる \(x\) の値が変わる瞬間(境界)に注目して場合分けします。
【ケース1】軸がx=0より左にあるとき(0<a)

軸 \(x=a\) が区間の左端 \(x=0\) より左にある場合,放物線は区間 \(0≦ x≦ 2\) の中に頂点を持ちません。
最小値をとるのは,軸に最も近い端点,すなわち \(x=0\) です。
最小値:\(x=0\) を代入して \(y = (0-a)^2+1 = a^2+1\)
【ケース2】軸が定義域内にあるとき(0≦a≦2)

軸 \(x=a\) が区間 \(0≦ x≦ 2\) の中にある場合,放物線の頂点が区間内に含まれます。
このとき,\(x=a\) で最小値をとります。
最小値:\(x=a\) を代入して \(y=(a-a)^2+1 = 1\)
\(a\) が \(0\) から \(2\) の範囲を動いても,頂点の高さは常に \(1\) です。
【ケース3】軸が定義域内にあるとき(a>2)

\(a>2\) になると,軸が区間の右端 \(x=2\) を超えます。
最小値をとるのは,軸に最も近い端点,すなわち \(x=2\) です。
最小値:\(x=2\) を代入して \(y=(2-a)^2+1 = a^2-4a+5\)
まとめ:解答の構成
これらをまとめると,以下のようになります。
\(a < 0\) のとき \(x=0\) で最小値 \(a^2+1\)
\(0 ≦ a ≦ 2\) のとき \(x=a\) で最小値 \(1\)
\(a > 2\) のとき \(x=2\) で最小値 \(a^2-4a+5\)

場合分けの境目である \(a=0\) と \(a=2\) は,どちらに含めても最小値は同じだよ!今回は \(0≦ a≦ 2\) の「以上・以下」の側に含めておこう!

\(x=a\) が区間の左端 \(x=0\) を超えるか,右端 \(x=2\) を超えるかで3パターンに場合分けするんですね!
まとめ:文字を含む2次関数の最大・最小②(区間固定で関数の軸が動く)

さて,今回のまとめだよ!
\(a\) は定数とする。関数 \(y=x^2-2ax+a^2+1\) \((0≦ x≦ 2)\) の最小値を求めよ。
何が一定で何が変化するのかを意識する。
- 一定:区間 \((0≦ x≦ 2)\)
- 変化:関数の軸 (\(x=a\))
- 最初に変化しないものを図示する。
- 次に,変化するものを左から動かしていき,区間内での最大・最小を考える。
- 最大・最小をとるときの \(x\) の値が変わる瞬間に着目し,場合分けする。

\(y=(x-a)^2+1\) より,軸は \(x=a\)
\(a < 0\) のとき 最小値 \(a^2+1\) (\(x=0\) のとき)
\(0 ≦ a ≦ 2\) のとき 最小値 \(1\) (\(x=a\) のとき)
\(a > 2\) のとき 最小値 \(a^2-4a+5\) (\(x=2\) のとき)

ありがとうございました!!




コメント