【数学Ⅰ】データの分析01:度数分布表とヒストグラム

データの分析
さん
さん

今日の板書はこれ!

度数分布表とヒストグラム

階級 データの値の範囲

階級値 各階級の中央の値

度数 各階級に含まれるデータの個数

相対度数 各階級の度数の、全体に対する割合

ヒストグラム 横軸に階級、縦軸に度数をとり、各階級の度数を柱状に示したグラフ

例題1

次のデータは、東京の2018年の4月の日ごとの最高気温である。階級幅を3℃とし、階級値、度数、相対度数の分布表を作成せよ。さらに、ヒストグラムに示せ。

21.9 24.5 23.4 26.2 15.3 22.4 21.8 16.8 19.9 19.1
21.9 25.9 20.9 18.8 22.1 20.0 15.0 16.0 22.2 26.4
26.0 28.3 18.7 21.3 22.5 25.0 22.0 26.1 25.6 25.7
(気象庁ホームページより作成、単位は℃)


▼ 解答

【度数分布表】

階級(℃)階級値(℃)度数(日)相対度数
15以上18未満1640.13
18以上21未満1960.20
21以上24未満22100.33
24以上27未満2590.30
27以上30未満2810.03
合計301.00

【ヒストグラム】 → 各階級の度数を柱状にして描く(縦軸:度数、横軸:階級)。

※度数分布表やヒストグラムからは「1つの具体的な気温」はわからない。あくまで全体の分布の様子をつかむための表・グラフである。

生徒
生徒

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度数分布表とヒストグラムとは?

さん
さん

「データの分析」の単元の最初は、たくさんのデータを「整理して見やすくする」ところから始めるよ!

生徒
生徒

整理ってどういうことですか?

さん
さん

たとえば「東京の4月、30日分の最高気温」みたいなデータがあったとして、30個の数字をただ並べただけだと、暑い日が多いのか、涼しい日が多いのかパッと分からないよね。

生徒
生徒

確かに…30個も並んでたら全部見るの面倒です。

さん
さん

そこで「同じくらいの気温の日をグループにまとめて、それぞれ何日あったか」を表にするんだ。これが度数分布表。さらに、その表を棒グラフにしたのがヒストグラムだよ!

まずは4つの用語の意味を整理

度数分布表を作るときに出てくる用語は次の4つ。

階級 … データを区切るための「値の範囲」のこと。

今回の例では「15℃以上18℃未満」「18℃以上21℃未満」のような区切り。

階級値 … 各階級の中央の値

「15℃以上18℃未満」の階級値は16(板書通り)。

度数 … 各階級に含まれるデータの個数

「15℃以上18℃未満の日は4日あった」なら、その階級の度数は4。

相対度数 … 各階級の度数の全体に対する割合

「度数 ÷ 全データ数」で求める。

全部足すと1になる。

ヒストグラムは「度数を棒で表したグラフ」

度数分布表ができたら、その値を棒グラフにしたものがヒストグラムだよ。

横軸 … 階級(気温の区分)

縦軸 … 度数(日数)

表で見るより、グラフで見た方が「どの気温の日が多かったか」「分布の山がどこにあるか」が一目でわかるんだ。

例題:東京の4月の最高気温で度数分布表とヒストグラムを作ろう

例題1

次のデータは、東京の2018年の4月の日ごとの最高気温である。階級幅を3℃とし、階級値、度数、相対度数の分布表を作成せよ。さらに、ヒストグラムに示せ。

21.9 24.5 23.4 26.2 15.3 22.4 21.8 16.8 19.9 19.1
21.9 25.9 20.9 18.8 22.1 20.0 15.0 16.0 22.2 26.4
26.0 28.3 18.7 21.3 22.5 25.0 22.0 26.1 25.6 25.7

考え方:階級の区切りを先に決める

さん
さん

まずは「階級幅を3℃にする」と指示があるから、3℃ずつ区切っていくよ。

データを見ると、最小値が 15.0℃、最大値が 28.3℃

だから、15℃から始めて3℃ずつ区切れば、30℃まででちょうど全部入る。

・15以上18未満

・18以上21未満

・21以上24未満

・24以上27未満

・27以上30未満

5階級に分けよう。

① 各階級の度数を数える

さん
さん

30個のデータを上から順番に見て、どの階級に入るか分類していくよ。「正」の字で数えるのが間違えにくい!

30個のデータを階級ごとに分類して数えると、次のようになるんだ。

・15以上18未満 → 15.3, 15.0, 16.0, 16.8 → 4個

・18以上21未満 → 19.9, 19.1, 20.9, 18.8, 20.0, 18.7 → 6個

・21以上24未満 → 21.9, 23.4, 22.4, 21.8, 21.9, 22.1, 22.2, 21.3, 22.5, 22.0 → 10個

・24以上27未満 → 24.5, 26.2, 25.9, 26.4, 26.0, 25.0, 26.1, 25.6, 25.7 → 9個

・27以上30未満 → 28.3 → 1個

合計 4+6+10+9+1 = 30個

最初のデータの個数と一致するので、数え漏れがないことが確認できるよ。

② 階級値と相対度数を求める

さん
さん

階級値は「階級の真ん中の値」、相対度数は「度数÷全体(30)」で求めるよ!

階級値は、たとえば「15以上18未満」なら板書通り 16

3℃刻みで階級値も3ずつ増えていく。

相対度数は、それぞれの階級の度数を 30 で割る。

・15以上18未満 → 4 ÷ 30 = 0.1333… ≒ 0.13

・18以上21未満 → 6 ÷ 30 = 0.20

・21以上24未満 → 10 ÷ 30 = 0.3333… ≒ 0.33

・24以上27未満 → 9 ÷ 30 = 0.30

・27以上30未満 → 1 ÷ 30 = 0.0333… ≒ 0.03

合計 0.13+0.20+0.33+0.30+0.03 = 0.99(四捨五入の影響でぴったり1.0にはならないけど、ほぼ1)。

③ 度数分布表にまとめる

ここまでで求めた値を表にまとめると、こうなる。

【度数分布表(東京・2018年4月の最高気温)】

階級(℃)階級値(℃)度数(日)相対度数
15以上18未満1640.13
18以上21未満1960.20
21以上24未満22100.33
24以上27未満2590.30
27以上30未満2810.03
合計301.00

④ ヒストグラムを描く

さん
さん

表ができたら、それを棒グラフにしてみよう!横軸が階級、縦軸が度数。隣り合う棒どうしは「隙間なく」描くのがヒストグラムのお約束。

描けたグラフを見ると、21〜24℃の階級が一番高い(10日)。

次が24〜27℃(9日)。

つまり、東京の2018年4月は 21〜27℃の日が多かったことが分布の山からハッキリ分かるね。

注意:1つの具体的な値はわからない

生徒
生徒

表を見れば、4月の気温はだいたい掴めますね。

さん
さん

そう!でも1つ気をつけてほしいことがあるんだ。

度数分布表やヒストグラムからは、「○○月△△日が何℃だったか」という個別の値はわからない

たとえば「18以上21未満の階級に6日ある」とは分かっても、その6日がそれぞれ何℃だったかは表からは読み取れない。

度数分布表・ヒストグラムは、あくまで「データ全体の分布の様子(どこに山があるか、どれくらいばらついているか)」をつかむための道具だと覚えておこう。

まとめ:度数分布表とヒストグラム

さん
さん

さて、今回のまとめだよ!

度数分布表とヒストグラム

階級 … データの値の範囲

階級値 … 各階級の中央の値

度数 … 各階級に含まれるデータの個数

相対度数 … その階級の度数 ÷ 全データ数

ヒストグラム … 横軸に階級、縦軸に度数をとった柱状グラフ

※度数分布表やヒストグラムからは「1つの具体的な値」はわからない。データ全体の分布の様子をつかむための道具。

生徒
生徒

また一つ賢くなった!

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