
今日の板書はこれ!
階級 データの値の範囲
階級値 各階級の中央の値
度数 各階級に含まれるデータの個数
相対度数 各階級の度数の、全体に対する割合
ヒストグラム 横軸に階級、縦軸に度数をとり、各階級の度数を柱状に示したグラフ
次のデータは、東京の2018年の4月の日ごとの最高気温である。階級幅を3℃とし、階級値、度数、相対度数の分布表を作成せよ。さらに、ヒストグラムに示せ。
21.9 24.5 23.4 26.2 15.3 22.4 21.8 16.8 19.9 19.1
21.9 25.9 20.9 18.8 22.1 20.0 15.0 16.0 22.2 26.4
26.0 28.3 18.7 21.3 22.5 25.0 22.0 26.1 25.6 25.7
(気象庁ホームページより作成、単位は℃)
▼ 解答
【度数分布表】
| 階級(℃) | 階級値(℃) | 度数(日) | 相対度数 |
|---|---|---|---|
| 15以上18未満 | 16 | 4 | 0.13 |
| 18以上21未満 | 19 | 6 | 0.20 |
| 21以上24未満 | 22 | 10 | 0.33 |
| 24以上27未満 | 25 | 9 | 0.30 |
| 27以上30未満 | 28 | 1 | 0.03 |
| 合計 | — | 30 | 1.00 |
【ヒストグラム】 → 各階級の度数を柱状にして描く(縦軸:度数、横軸:階級)。
※度数分布表やヒストグラムからは「1つの具体的な気温」はわからない。あくまで全体の分布の様子をつかむための表・グラフである。

もっと詳しく願いします!!
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度数分布表とヒストグラムとは?

「データの分析」の単元の最初は、たくさんのデータを「整理して見やすくする」ところから始めるよ!

整理ってどういうことですか?

たとえば「東京の4月、30日分の最高気温」みたいなデータがあったとして、30個の数字をただ並べただけだと、暑い日が多いのか、涼しい日が多いのかパッと分からないよね。

確かに…30個も並んでたら全部見るの面倒です。

そこで「同じくらいの気温の日をグループにまとめて、それぞれ何日あったか」を表にするんだ。これが度数分布表。さらに、その表を棒グラフにしたのがヒストグラムだよ!
まずは4つの用語の意味を整理
度数分布表を作るときに出てくる用語は次の4つ。

・階級 … データを区切るための「値の範囲」のこと。
今回の例では「15℃以上18℃未満」「18℃以上21℃未満」のような区切り。
・階級値 … 各階級の中央の値。
「15℃以上18℃未満」の階級値は16(板書通り)。
・度数 … 各階級に含まれるデータの個数。
「15℃以上18℃未満の日は4日あった」なら、その階級の度数は4。
・相対度数 … 各階級の度数の全体に対する割合。
「度数 ÷ 全データ数」で求める。
全部足すと1になる。
ヒストグラムは「度数を棒で表したグラフ」
度数分布表ができたら、その値を棒グラフにしたものがヒストグラムだよ。

・横軸 … 階級(気温の区分)
・縦軸 … 度数(日数)
表で見るより、グラフで見た方が「どの気温の日が多かったか」「分布の山がどこにあるか」が一目でわかるんだ。
例題:東京の4月の最高気温で度数分布表とヒストグラムを作ろう
次のデータは、東京の2018年の4月の日ごとの最高気温である。階級幅を3℃とし、階級値、度数、相対度数の分布表を作成せよ。さらに、ヒストグラムに示せ。
21.9 24.5 23.4 26.2 15.3 22.4 21.8 16.8 19.9 19.1
21.9 25.9 20.9 18.8 22.1 20.0 15.0 16.0 22.2 26.4
26.0 28.3 18.7 21.3 22.5 25.0 22.0 26.1 25.6 25.7
考え方:階級の区切りを先に決める

まずは「階級幅を3℃にする」と指示があるから、3℃ずつ区切っていくよ。
データを見ると、最小値が 15.0℃、最大値が 28.3℃。
だから、15℃から始めて3℃ずつ区切れば、30℃まででちょうど全部入る。
・15以上18未満
・18以上21未満
・21以上24未満
・24以上27未満
・27以上30未満
の5階級に分けよう。
① 各階級の度数を数える

30個のデータを上から順番に見て、どの階級に入るか分類していくよ。「正」の字で数えるのが間違えにくい!
30個のデータを階級ごとに分類して数えると、次のようになるんだ。
・15以上18未満 → 15.3, 15.0, 16.0, 16.8 → 4個
・18以上21未満 → 19.9, 19.1, 20.9, 18.8, 20.0, 18.7 → 6個
・21以上24未満 → 21.9, 23.4, 22.4, 21.8, 21.9, 22.1, 22.2, 21.3, 22.5, 22.0 → 10個
・24以上27未満 → 24.5, 26.2, 25.9, 26.4, 26.0, 25.0, 26.1, 25.6, 25.7 → 9個
・27以上30未満 → 28.3 → 1個
合計 4+6+10+9+1 = 30個。
最初のデータの個数と一致するので、数え漏れがないことが確認できるよ。
② 階級値と相対度数を求める

階級値は「階級の真ん中の値」、相対度数は「度数÷全体(30)」で求めるよ!
階級値は、たとえば「15以上18未満」なら板書通り 16。
3℃刻みで階級値も3ずつ増えていく。
相対度数は、それぞれの階級の度数を 30 で割る。
・15以上18未満 → 4 ÷ 30 = 0.1333… ≒ 0.13
・18以上21未満 → 6 ÷ 30 = 0.20
・21以上24未満 → 10 ÷ 30 = 0.3333… ≒ 0.33
・24以上27未満 → 9 ÷ 30 = 0.30
・27以上30未満 → 1 ÷ 30 = 0.0333… ≒ 0.03
合計 0.13+0.20+0.33+0.30+0.03 = 0.99(四捨五入の影響でぴったり1.0にはならないけど、ほぼ1)。
③ 度数分布表にまとめる
ここまでで求めた値を表にまとめると、こうなる。
【度数分布表(東京・2018年4月の最高気温)】
| 階級(℃) | 階級値(℃) | 度数(日) | 相対度数 |
|---|---|---|---|
| 15以上18未満 | 16 | 4 | 0.13 |
| 18以上21未満 | 19 | 6 | 0.20 |
| 21以上24未満 | 22 | 10 | 0.33 |
| 24以上27未満 | 25 | 9 | 0.30 |
| 27以上30未満 | 28 | 1 | 0.03 |
| 合計 | — | 30 | 1.00 |
④ ヒストグラムを描く

表ができたら、それを棒グラフにしてみよう!横軸が階級、縦軸が度数。隣り合う棒どうしは「隙間なく」描くのがヒストグラムのお約束。

描けたグラフを見ると、21〜24℃の階級が一番高い(10日)。
次が24〜27℃(9日)。
つまり、東京の2018年4月は 21〜27℃の日が多かったことが分布の山からハッキリ分かるね。
注意:1つの具体的な値はわからない

表を見れば、4月の気温はだいたい掴めますね。

そう!でも1つ気をつけてほしいことがあるんだ。
度数分布表やヒストグラムからは、「○○月△△日が何℃だったか」という個別の値はわからない。
たとえば「18以上21未満の階級に6日ある」とは分かっても、その6日がそれぞれ何℃だったかは表からは読み取れない。
度数分布表・ヒストグラムは、あくまで「データ全体の分布の様子(どこに山があるか、どれくらいばらついているか)」をつかむための道具だと覚えておこう。
まとめ:度数分布表とヒストグラム

さて、今回のまとめだよ!
階級 … データの値の範囲
階級値 … 各階級の中央の値
度数 … 各階級に含まれるデータの個数
相対度数 … その階級の度数 ÷ 全データ数
ヒストグラム … 横軸に階級、縦軸に度数をとった柱状グラフ
※度数分布表やヒストグラムからは「1つの具体的な値」はわからない。データ全体の分布の様子をつかむための道具。

また一つ賢くなった!





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