
今日の板書はこれ!
対数どうしの大小は、まず 底をそろえる → あとは 真数の大小で比べる のが基本だよ。
ただし 底が \(1\) より小さいときは、真数と対数の大小が逆転する ので要注意。
対数関数 \(y=\log_a x\) の単調性から、次のようにまとめられる。
\(a>1\)(増加)のとき
\(0<P<k \iff \log_a P < \log_a k\)
\(0<a<1\)(減少)のとき
\(0<P<k \iff \log_a P > \log_a k\)
\(2\log_5 3\) と \(3\log_5 2\) の大小を、不等号を用いて表せ。
▼ 解答
係数を指数に入れて真数をまとめると、\(2\log_5 3 = \log_5 3^2 = \log_5 9\)、\(3\log_5 2 = \log_5 2^3 = \log_5 8\)。
底 \(5>1\) は増加だから、真数が大きい方が大きい。\(9>8\) より \(\log_5 9 > \log_5 8\)。
よって \(2\log_5 3 > 3\log_5 2\)。

もっと詳しく願いします!!
現役教員として数学を教えている「さん」と申します。
「人より勉強に時間がかかる」と感じていませんか?私の学校にも、同じ悩みを抱えて苦しんでる生徒がたくさんいます。
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でも大丈夫!このサイトでは、私が受けた質問や、つまずきポイントをもとに、わかりやすく解説していきます。
意味から理解し、噛み砕き方をマスターしましょう!!
対数の大小比較って何をするの?

対数がいくつか並んだとき、「どっちが大きい?」を判定するのが今回のテーマだよ。

\(\log_2 5\) と \(\log_2 7\) みたいなやつ…どうやって比べるの?

底が同じなら簡単!真数の大小を見るだけで決まるんだ。
底がそろっているときは、真数(\(\log\) の中身)の大小を比べるだけでいい。
むずかしいのは「底がちがう」「係数がついている」ときで、そこをどうそろえるかがポイントになるよ。
底が同じときは「真数」で決まる
前回の対数関数のグラフで見たように、\(y=\log_a x\) は \(a>1\) のとき右上がりの単調増加、\(0<a<1\) のとき右下がりの単調減少だったね。
だから底が \(1\) より大きいときは、真数が大きいほど対数も大きい。
逆に底が \(1\) より小さいときは、真数が大きいほど対数は小さくなる(逆転)。
この「逆転」を忘れるのが一番のミスだよ。

底が \(1\) より小さいと、真数の大小と答えの大小が逆になるんだね!
係数は指数に入れて真数をそろえる

\(2\log_5 3\) みたいに前に数がついていたら、指数に上げて真数を1つにまとめるのがコツ。
対数の性質で習った \(k\log_a M = \log_a M^k\) を使えば、\(2\log_5 3 = \log_5 3^2 = \log_5 9\) のように「真数だけの比較」にできる。
こうしてから真数の大小を見ればいいんだ。
例題:底をそろえて真数で比べる
\(2\log_5 3\) と \(3\log_5 2\) の大小を、不等号を用いて表せ。
考え方

底はどちらも \(5\) でそろってる。あとは係数を指数に入れて、真数を比べるだけ!
解いてみよう
まず係数を指数に入れて真数をまとめる。
\(2\log_5 3 = \log_5 3^2 = \log_5 9\)、\(3\log_5 2 = \log_5 2^3 = \log_5 8\) となる。
底 \(5>1\) は単調増加だから、真数の大きい方が大きい。
真数は \(9>8\) だね。
よって \(2\log_5 3 > 3\log_5 2\) が答え。

係数を指数に上げるだけで、ただの \(9\) と \(8\) の比較になった!

そのとおり。最後に「底が \(1\) より大きいことを確認した」と一言そえると、より丁寧な答案になるよ。
練習24で確かめよう

今度は自分でやってみよう。底が \(1\) より小さいものが混ざってるから、大小の逆転に注意してね!
次の2つの数の大小を、不等号を用いて表せ。
(1) \(3\log_4 3\) と \(2\log_4 5\)
(2) \(\frac{1}{2}\log_{1/4} 8\) と \(\log_{1/4} 3\)
(3) \(\log_2 3\) と \(2\)
答えを見る
(1) \(3\log_4 3 = \log_4 3^3 = \log_4 27\)、\(2\log_4 5 = \log_4 5^2 = \log_4 25\)。底 \(4>1\)(増加)で \(27>25\) だから \(3\log_4 3 > 2\log_4 5\)。
(2) \(\frac{1}{2}\log_{1/4} 8 = \log_{1/4} 8^{\frac{1}{2}} = \log_{1/4} 2\sqrt{2}\)。底 \(\frac{1}{4}<1\)(減少)だから真数が小さいほど対数は大きい。\(2\sqrt{2}=\sqrt{8}<3\) より \(\frac{1}{2}\log_{1/4} 8 > \log_{1/4} 3\)。
(3) \(2 = \log_2 2^2 = \log_2 4\) と表せる。底 \(2>1\)(増加)で \(3<4\) だから \(\log_2 3 < \log_2 4\)。よって \(\log_2 3 < 2\)。

(2) は底が \(\frac{1}{4}\) だから逆転…気をつけないと間違えるところだった!
まとめ:対数の大小比較

さて、今回のまとめだよ!
手順は、①底をそろえる → ②係数は指数に入れて真数を1つに → ③真数の大小で比べる。
底が \(1\) より大きいとき 真数が大きいほど対数も大きい(そのままの大小)。
底が \(1\) より小さいとき 真数が大きいほど対数は小さい(大小が逆転)。

また一つ賢くなった!





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