【数学Ⅱ】微分09:3次方程式の実数解の個数

3次方程式の実数解の個数 微分
さん
さん

今日の板書はこれ!

3次方程式の実数解の個数

大事なのは、グラフを用いて図的に考えることである。方程式の実数解の個数は、図的には「グラフと x 軸(y=0)の共有点の個数」である。

増減表を作ってグラフの概形をかき、x 軸との交点を数えるのが基本の流れである。

例題1

方程式 \(x^3-3x-1=0\) の異なる実数解の個数を求めよ。


▼ 解答

\(y=x^3-3x-1\) とおき、そのグラフと x 軸の共有点を調べる。

\(y’=3(x+1)(x-1)\) より、極大値 1(\(x=-1\))、極小値 -3(\(x=1\))。

この値をもとにグラフをかくと、曲線は x 軸を 3回 横切る。よって実数解は 3個である。

生徒
生徒

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現役教員として数学を教えている「さん」と申します。

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さん
さん

勉強してるのに点が取れない人は、こっちも読んでみて!

3次方程式の実数解の個数は「グラフの共有点」で考える

さん
さん

3次方程式は、因数分解できなくて解けないことも多いんだ。でも「何個あるか」だけならグラフで読み取れるよ。

生徒
生徒

解けなくても、個数だけ分かるんですか?

さん
さん

うん。\(y=\)(左辺)のグラフをかいて、x 軸との共有点を数えればいい。共有点の x 座標がそのまま実数解だからね。

ポイントは、グラフを用いて図的に考えることです。

方程式 \(f(x)=0\) の実数解とは、\(y=f(x)\) のグラフが x 軸(\(y=0\))と交わる点の x 座標のことなので、実数解の個数は、図的には「グラフと x 軸の共有点の個数」になります。

増減表からグラフをかいて数える

さん
さん

コツは、実際にグラフの形をかいてみること。かいた曲線が x 軸と何回交わるかを、目で数えるんだ。

3次関数は、増減表から極大値・極小値と曲線の形(右上がりの S 字)が分かります。

その概形をかいて、x 軸(\(y=0\))との交点を数えれば、それがそのまま実数解の個数になります。

グラフをかくと、極大値・極小値が x 軸の上にあるか下にあるかがひと目で分かり、曲線が x 軸を何回横切るかが見えてきます。

図で確かめる習慣をつけると、少し形の変わった問題でも自分で考えられるようになります。

生徒
生徒

増減表を作ったら、そこからグラフまでかいて交点を数えるんですね。

例題:3次方程式の実数解の個数

例題1

方程式 \(x^3-3x-1=0\) の異なる実数解の個数を求めよ。

考え方

さん
さん

左辺を \(y\) とおいて、\(y=x^3-3x-1\) のグラフをかき、x 軸との共有点を数えるよ。

\(y=x^3-3x-1\) とおくと、求める実数解の個数は、このグラフと x 軸(\(y=0\))の共有点の個数に等しくなります。

増減を調べてグラフをかく

\(y’=3x^2-3=3(x^2-1)=3(x+1)(x-1)\) となります。

\(y’=0\) とすると \(x=-1,\ 1\) となります。

増減表は次のようになります。

x⋯−1⋯1⋯
y’+0−0+
y↗1↘−3↗

極大値は 1(\(x=-1\) のとき)、極小値は -3(\(x=1\) のとき)です。

この 2 つの値をもとに、曲線の概形をかきます。

グラフと x 軸の共有点は3個です。

よって、異なる実数解の個数は 3個です。

生徒
生徒

増減表からグラフをかいて、交点を数えればいいんですね!

練習問題

さん
さん

同じ手順でやってみよう。増減表を作ったら、必ずグラフをかいて交点を数えるのがポイントだよ。(4)は4次だけど、考え方は同じだよ。

練習1

方程式 \(2x^3-6x+3=0\) の異なる実数解の個数を求めよ。

答えを見る

\(y=2x^3-6x+3\) とおく。\(y’=6x^2-6=6(x+1)(x-1)\) より \(x=-1,\ 1\)。

x⋯−1⋯1⋯
y’+0−0+
y↗7↘−1↗

増減表をもとにグラフをかくと、極大値 7 は x 軸の上、極小値 -1 は x 軸の下にある。曲線は x 軸を 3 回横切るので、実数解は 3個である。

練習2

方程式 \(x^3+3x^2+2=0\) の異なる実数解の個数を求めよ。

答えを見る

\(y=x^3+3x^2+2\) とおく。\(y’=3x^2+6x=3x(x+2)\) より \(x=-2,\ 0\)。

x⋯−2⋯0⋯
y’+0−0+
y↗6↘2↗

グラフをかくと、極大値 6 も極小値 2 も x 軸の上にある。曲線は x 軸を 1 回だけ横切るので、実数解は 1個である。

練習3

方程式 \(-x^3+3x^2-4=0\) の異なる実数解の個数を求めよ。

答えを見る

\(y=-x^3+3x^2-4\) とおく。\(y’=-3x^2+6x=-3x(x-2)\) より \(x=0,\ 2\)。

\(x^3\) の係数が負なので、増減は次のようになる。

x⋯0⋯2⋯
y’−0+0−
y↘−4↗0↘

グラフをかくと、極大値 0 で曲線が x 軸に接し、極小値 -4 は x 軸の下にある。x 軸と出会うのは 2 点なので、実数解は 2個である。

練習4

方程式 \(x^4-8x^2+1=0\) の異なる実数解の個数を求めよ。

答えを見る

\(y=x^4-8x^2+1\) とおく。\(y’=4x^3-16x=4x(x+2)(x-2)\) より \(x=-2,\ 0,\ 2\)。

x⋯−2⋯0⋯2⋯
y’−0+0−0+
y↘−15↗1↘−15↗

グラフをかくと、両側の極小値 -15 は x 軸の下、真ん中の極大値 1 は x 軸の上にある。曲線は x 軸を 4 回横切るので、実数解は 4個である。

まとめ:3次方程式の実数解の個数

さん
さん

さて、今回のまとめだよ!

3次方程式の実数解の個数

方程式 \(f(x)=0\) の実数解の個数は、y=f(x) のグラフと x 軸の共有点の個数に等しい。

手順は、増減表で極値を求める → グラフの概形をかく → x 軸との交点を数える。

極値が x 軸の上か下かをグラフで確かめれば、交点の数が見えてくる。

生徒
生徒

また一つ賢くなった!

さん
さん

一人だと続かない人は、こんな方法もあるよ!

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