
今日の板書はこれ!
■ 中線
三角形の頂点と、それに向かい合う辺の中点を結ぶ線分を中線という。
■ 重心
三角形の3本の中線は1点で交わる。その交点を重心という。
■ 重心の性質
重心は各中線を 2:1 に内分する。
点Gは△ABCの重心であり、中線ADについて AD=6,DC=5 である。線分BD,AGの長さを求めよ。
▼ 解答
ADは中線であるから、DはBCの中点である。
よって BD=DC=5
Gは重心であるから AG:GD=2:1
よって \(\mathrm{AG}=6\times \frac{2}{3}=\color{#EE4656}{4}\)

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重心Gがあるとき、AGの長さは?
点Gは△ABCの重心である。線分BD,AGの長さを求めよ。


重心って「三角形のバランスがとれる点」って聞いたことがあります。でも、長さとどう関係するんですか?

重心は「3本の中線の交点」だよ。この点は中線を決まった比に分けるから、その比を使えば長さが求められるよ!
重心とは?
三角形の頂点と、それに向かい合う辺の中点を結ぶ線分を中線といいます。
たとえば、辺BCの中点をDとすると、線分ADが中線です。

三角形には中線が3本ありますが、3本は必ず1点で交わります。
この交点を重心といい、ふつうGで表します。

では、重心にはどんな性質があるのでしょうか。
重心は、どの中線も頂点の側から 2:1 に内分します。
具体的な三角形で、長さを求めてみましょう。
中線ADの長さが9の三角形で、重心をGとします。
AG:GD=2:1 なので、AGは中線AD全体の \(\frac{2}{3}\)、GDは \(\frac{1}{3}\) です。
\(\mathrm{AG}=9\times\frac{2}{3}=\color{#45A3DA}{6}\) \(\mathrm{GD}=9\times\frac{1}{3}=\color{#E9548E}{3}\)

辺BC,CAの中点をそれぞれD,Eとし、中線ADとBEの交点をGとします。

中点連結定理より、DEはABに平行で、長さはABの半分です。
DEとABが平行なので、△GABと△GDEは相似になります。
相似比は AB:DE=2:1 なので、AG:GD=2:1,BG:GE=2:1 となります。
中線CFについても同じように考えると、ADを 2:1 に内分する点で交わることが分かります。
よって、3本の中線は同じ点Gで交わり、Gはどの中線も 2:1 に内分します。
最初の問題を解こう
点Gは△ABCの重心である。線分BD,AGの長さを求めよ。

ADは中線なので、DはBCの中点です。
よって、BDはDCと同じ長さになります。
BD=DC=5
次にAGです。
重心Gは中線ADを 2:1 に内分するので、AGはAD全体の \(\frac{2}{3}\) です。
\(\mathrm{AG}=6\times \frac{2}{3}=\color{#EE4656}{4}\)

重心が出てきたら、中線と2:1をセットで思い出そう!
練習問題
△ABCの重心をGとし、点Gから直線BCに下ろした垂線をGK、点Aから直線BCに下ろした垂線をAHとする。
(1) GK:AH を求めよ。
(2) △GBC:△ABC を求めよ。

答えを見る
(1) 辺BCの中点をDとすると、Gは中線AD上にあり AG:GD=2:1
よって DG:DA=1:3

GKとAHはどちらもBCに垂直であるから、GKとAHは平行である。
よって GK:AH=DG:DA=1:3
(2) △GBCと△ABCは底辺BCが共通であるから、面積の比は高さの比に等しい。
よって △GBC:△ABC=GK:AH=1:3
まとめ:三角形の重心

さて、今回のまとめだよ!
■ 中線
三角形の頂点と、それに向かい合う辺の中点を結ぶ線分を中線という。
■ 重心
三角形の3本の中線は1点で交わる。その交点を重心という。
■ 重心の性質
重心は各中線を 2:1 に内分する。

また一つ賢くなった!

一人だと続かない人は、こんな方法もあるよ!




